国家海洋局と国務院法制弁公室は20日、「海洋観測予報管理条例」の発表記者会見を開催した。それによると、中国は今後、すでに実施されている海洋観測予報を基礎とし、黄岩島や釣魚島周辺海域を含む53の漁場で体系化された海洋予報を実施する。
国家海洋局海洋予報減災司の王鋒司長は以下のように紹介した。
中国大陸の海岸線は1.8万キロに上り、500平方メートル以上の面積を持つ島は6961島、管轄を主張する海域面積は300万平方キロメートルに上る。中国が海洋観測・予報を実施する上で、黄岩島や釣魚島を含む島および海域の海洋環境予報ももちろん含まれる。すでに、漁業・漁船に向けた安全・環境保障サービスの提供、漁船への予報発信サービスなど、一連の海洋予報サービスが始まっている。
海洋の防災・減災に貢献すべく、中国は今後、53カ所の漁場で体系化された海洋観測・予報を実施していく。これにも黄岩島や釣魚島を含む島および周辺海域が含まれ、漁場の風向、風速、可視度、気温、波などの予報を提供する。