2012年05月21日-05月25日
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専門家100人が青海へ 科技・医療サービス提供

2012年05月21日

 科学技術・医療の専門家100人が乗ったT27次列車が17日夜、北京西駅から出発し、青海省へと向かった。専門家は青海省で科学技術・医療衛生に関わる様々なサービスを提供する。新華網が報じた。

 「科学技術列車、青海へ」と題されたこのイベントは、中央宣伝部、科技部、国家民族事務委員会、鉄道部、衛生部などの部門および青海省人民政府が共同で主催するもので、1週間にわたって行われ、全国科学技術活動ウィークにおける重要イベントの1つ。

 同イベントでは、専門家チームが現地で関心を集める安全・健康、生産・増収、イノベーション・創業などの問題をめぐり、▽実用的な技術研修▽企業向け技術コンサルティング▽無報酬の慈善診療▽科学技術特派員研修??など、科学技術・医療衛生に関わるサービスを提供し、先進的かつ実用的な科学技術成果を現地の農村、各工業・鉱業企業へと届ける。

 専門家はまた、科学技術テーマ報告会、産業発展シンポジウムなどの開催を通じ、青海省の経済社会発展に向けアドバイスや提案を行う。このほか、主催者側から青海省に科学技術サービス車、農村青少年科技イノベーションワーク室、コンピュータ教室、科技情報サービスステーション、新型穀物倉庫などの施設・物資が贈呈される。

 専門家が列車で中国各地に赴き、様々なサービスを提供する同イベントはすでに8年連続で開催されており、これまでに井岡山、延安、大別山区、沂蒙老区などを訪れている。科学技術を人々の生活、現場で役立てることができる同イベントはすでに、ブランド力を持つ科学技術イベントとなっている。

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