第63回インテル国際学生科学技術フェア(ISEF)が5月18日、米ピッツバーグで閉幕した。27人の青少年からなる中国チームは過去最高の成績を収め、計11の優秀賞、5つの特別賞を受賞した。科技日報が報じた。
ISEFは世界各国の高校生が競い合う世界最大・最高水準の科学コンテストで、「科学のオリンピック」とも呼ばれ、世界で最も優秀な若い科学者・発明家たちに、交流の場と最新成果を展示する舞台を提供している。
毎年50カ国あまり、1500人あまりの科学者の卵たちが参加し、審査対象となる研究内容は自然科学や一部社会科学など、多岐にわたる。賞金の総額は400万ドルを超える。さらに一部の受賞者には、同年のノーベル賞授与式に参加する権利や、惑星の命名権も授与される。
中国チームは12省(市・自治区)から27人の選手が15の個人部門、4つのチーム部門に参加した。研究内容は生物、工学、医薬、保健、環境などの多分野にわたる。うち、華東師範大学第二附属中学の段沛妍さんが生物化学学科1等賞を獲得、安徽蚌埠第三中学の徐毅華さんが動物学科1等賞を獲得した。
中国チームのメンバーは好成績をあげただけでなく、各国の選手とも積極的に交流し、国際舞台で中国の次世代の若者の勤勉かつ聡明なイメージを見せた。
インテル社は2000年以降、中国科学技術協会と提携し、毎年米国で行われるISEFの決勝に出場する中国人学生を支援している。これまでに272人の中国人学生が181の研究を携えISEFに参加しており、177の賞を受賞している。