中国科学技術部・国際合作司のキン暁明司長は24日、メディア向け発表会で中国の国際科学技術協力の成果を発表し、次のように述べた。科技日報が報じた。
中国の国際科学技術協力計画は2001年から現在にいたるまで、「海外からの導入」と「海外進出」を同時進行で進めてきた。また、国家科学技術・経済・社会の発展と国家安全に向けた戦略的要求をめぐり、重点を突出させ、世界の科学技術資源を十分に活用し、指導・組織・支援を通じて「産学研」の力をより広範囲、より多分野、よりハイレベルかつ積極的に国際科学技術協力・競争に参加させ、国民経済・社会発展・生活改善・国家安全分野の重大な科学技術問題を数多く解決してきた。2011年の国際科学技術協力特別プロジェクトの経費は18億元（約225億円）に上る。
科技部は2001年、「国際科学技術協力重点プロジェクト計画」をスタートした。それから11年間で、中国の二国間国際協力は大きな成果をあげた。中米両国はすでに、クリーンエネルギー、環境保護、基礎研究などの分野における協力で実質的な進展を得ており、今後は農業面で大規模な計画を予定している。中国はこの他、ロシア・EU・ドイツ・イタリア・日本・韓国などの国とも効果的な二国間協力を進めている。EUフレームワークプログラムが中国の科学者に開放されて以来、中国は400余りのプロジェクトに参加している。