「厳済慈星」の命名式典および厳済慈科学教育思想座談会が28日、中国科学院の学術講堂で行われた。厳済慈氏（1900―1996）は中国の著名な物理学者・教育家で、1961年に中国科学技術大学の副校長となり、1980年?84年まで同校の校長を務め、1984年9月に名誉校長となった。同氏を記念すべく、国際天文学連合・小惑星命名委員会の承認を経て、ある小惑星がこのほど「厳済慈星」と命名された。この小惑星は中国科学院国家天文台シュミットCCD小惑星プロジェクトチームが1997年1月23日に発見したもので、小惑星番号は10611。人民日報が29日に報じた。