2012年05月28日-05月31日
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14カ国が共同でトマトの全ゲノム解読に成功

2012年06月01日

 中国科学院遺伝・発育生物学研究所と中国農業科学院野菜花卉研究所は31日、合同記者会見を開き、中国、米国、オランダ、イスラエルなど14カ国の科学者300人あまりからなる国際研究グループが8年余りを費やし、栽培トマトの全ゲノムの解読に成功したことを明らかにした。この成果は5月31日発行の英科学雑誌「ネイチャー」に掲載された。人民日報が1日に報じた。

 中国の科学者は同研究においてトマトゲノム解読任務の6分の1を担当し、重要な貢献を果たすとともに、中国がトマトゲノム研究の強国であることを示した。

 同研究は科技部、農業部、自然科学基金委員会などから多くの支援を得て、中国科学院、中国農業科学院などの組織が共同で行ったもので、国内の異なる研究組織が共同でイノベーションを果たした典型的なケースとなった。

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