2012年中国(北京)国際省エネ・エコ展覧会が、北京展覧館で6月10日から13日に渡り開催された。同展覧会は、中国で最も先進的な省エネ・エコ技術を集中的に展示し、会場に足を運んだ関連企業に対してビジネス交渉の場を提供した。同展覧会の面積は前回から22%増加し、初めて2万平方メートルを超えた。人民日報海外版が伝えた。
同展覧会の新たな参加企業となった中国船舶重工集団は、「海水淡水化装置」、「汚泥資源化利用」等、中国の先進的な省エネ・エコ技術を展示した。このうち「海水淡水化装置」は世界トップ水準に並び、各企業から注目を集めた。
国際展示ブースでは、スウェーデンのハンマルビーショースタッド地区が、同工業区の「生まれ変わり」の過程を展示した。ストックホルム南部に位置する同工業区は、かつて廃棄物の中に埋もれていたが、省エネ・エコ、リサイクル、持続可能な発展などの理念を、都市の全体計画および都市設計に反映した。同工業区は現在、地球にやさしい都市として世界的に知られている。
本紙記者は「低炭素の家」という展示ブースを訪れた。ベランダでは土の必要がない野菜が栽培され、洗濯機で使用する水が3割削減され、壁紙にもホルムアルデヒドとポリ塩化ビニルを含まない素材が使用されていた。子供を連れて同展示ブースを訪れた李海峰さんは、「最新の省エネ・エコ技術を気軽に学べ、省エネ・エコの理念を持つことができた」と語った。
ハイテクの省エネ・エコ技術の開発が進むと同時に、一般家庭への普及も進んでいる。