国務院新聞弁公室の記者会見が24日午後に行われ、中国有人宇宙飛行プロジェクトの武平報道官が無人宇宙実験室「天宮1号」と宇宙船「神舟9号」とのドッキングの状況について紹介した。人民日報が伝えた。
武報道官によると、宇宙飛行士は手動ドッキング成功後、再び天宮1号内での実験を継続する。さらに手動分離の実施も予定しており、帰還までまだ厳しい任務が残されている。
武報道官は「帰還の際、宇宙飛行士の安全を確保するための準備は十分に整えている。着陸場システムも神舟8号の任務と比べて強化された。第一に、データ・画像の伝送能力が高まり、宇宙飛行士の捜索救助状況などをただちに北京の制御センターに送信できるようになった。第二に、宇宙飛行士の医学的モニタリング・救護面が強化された」と述べた。