中国工程院の周守為院士はこのほど「新聞中国」フォーラムに出席した際、「中国は、深海にも『大慶油田』((黒竜江省にある中国最大の油田))を建設するべきだ。すなわち、2020年までに水深1500-3000メートル級の探査開発チームを段階的に作り上げ、南中国海の深海エリアにおけるエネルギー生産量を、原油換算で年4000万-5000万トンとする。これは大慶油田の原油生産能力に匹敵する」と述べた。人民日報が報じた。>>中国の十大油ガス田、大慶が1位
専門家は「海洋権益とエネルギー競争が切り離せない関係にある今、中国が深海へ進出することは、海洋発展戦略を実施する上で大切であるだけでなく、石油ガス資源不足を緩和し、エネルギー安全を保障する上でも必然的な選択だ。深海は戦略的代替性を持つ石油ガス開発に向けた新分野と言える」と指摘した。