2012年07月09日-07月13日
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北京 1万人あたりの発明特許数が全国一

2012年07月11日

 北京市では昨年、1万人あたりの発明特許保有数が26.78件に達した。発明特許はイノベーション能力を最も良く体現する指標だが、北京市では今や、この指標が米国の1万人あたり32.1件という水準に近づきつつある。北京日報が報じた。

 中国版4G規格のTD-LTE、世界初のE型肝炎ワクチン、「列車自動制御システム(CBTC)」--。近年北京では新技術が次から次と生み出されている。電子情報から、生物医学、新エネルギー、省エネ・エコ、宇宙航空にいたるまで、イノベーションは北京の各方面に行き渡っている。

 データによると、2011年の北京市特許出願件数は前年比36.1%増の7万7955件となった。うち、約6割の4万5057件が発明特許であり、機械、通信、生物、医薬などの多分野にわたる。特許登録件数は22%増の4万888件に達し、うち発明特許は1万5880件に上った。

 北京市の特許出願件数、登録件数は5年連続で2ケタ成長を遂げており、登録件数は計10万371件に達した。北京の発明特許登録件数は2008年以降、4年連続で全国2位を維持している。

 第12次五カ年計画は、1万人あたりの発明特許保有数を3.3件にするとの目標を掲げている。北京はこの目標を前倒しで完了したのみならず、数の上では目標の8倍に達している。

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