臥竜ジャイアントパンダ保護研究センターが11日に明らかにしたところによると、同センターのパンダ「喜妹」が11日早朝、雅安・碧峰峡パンダ保護基地で双子の赤ちゃんを無事出産した。中国国内で今年初のパンダの赤ちゃん誕生となった。新華網が報じた。
「喜妹」は今年3月初旬に発情期に入った。研究センターは「優生優育(優れた子を生み、育てる)」の原則に従い、体格が良く、遺伝子的に優れたオスのパンダ「芦芦」と「喜妹」を自然交配させた。
3カ月の妊娠期間が過ぎ、「喜妹」は6月中旬に食欲が減るなど出産の兆候を見せたため、センターのスタッフは厳重な監視を行っていた。7月11日4時47分、「喜妹」は1匹目の赤ちゃんを産み、その26分後に2匹目を出産した。
スタッフによると2匹目の赤ちゃんはメスで体重154.2グラム。1匹目の赤ちゃんは「喜妹」がいつも胸に抱いているため、性別などはまだ不明。目測では1匹目の方が大きく、鳴き声もはっきりしており、元気な赤ちゃんだという。