2012年07月16日-07月20日
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中国初、警察用宇宙情報技術実験室が設立

2012年07月18日

 中国初となる警察用宇宙情報技術実験室が13日、江蘇省常州市公安局で設立された。同実験室は、コンピュータ、RS(リモートセンシング)、GIS(地理情報システム)、GPS(全地球測位システム)などの分野の進んだ技術を駆使し、宇宙情報技術の▽緊急事態の予防・制御▽犯罪分析▽警察事務管理――などへの応用に関する研究を行い、実践のニーズに合った革新的ソリューションを確立する。科技日報が報じた。

 同実験室の宮文飛主任(常州市公安局副局長)によると、現在実験室は以下の4つの重点研究プロジェクトに取り組んでいる。

 (1)国家第12次五カ年計画科学技術支援計画プロジェクトである「GISプラットフォームと突発性公共事件の感知システム」

 (2)公安部重点研究計画プロジェクトである「犯罪の時間・空間的分析システム」

 (3)省・市研究プロジェクトである「PGIS(警察用地理情報システム)派出所総合応用プラットフォーム」

 (4)「知能化された指揮管理プラットフォーム」

 同実験室は、常州市公安局、江蘇省公安庁指揮センター、南京師範大学、江蘇警官学院、方正国際軟件有限公司、ESRI(中国)信息技術有限公司の6機関が共同で建設した。

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