中国、新型ICタグを開発 IoT技術の難題解決

2012年 8月9日

 モノのインターネット(IoT:Internet of Things)のコア技術となる「ICタグ」は現在、世界の物流、金融、交通などの業界でますます重要な役割を発揮しつつあるが、コストが高い・盗難防止性が低いなどの問題により、大量生産ができず、多くの企業を困らせていた。武漢の威杜信息材料科技有限公司がこのほど開発した「RFIDスタンピングタグ」は、上記の問題を効果的に解決し、広範囲に普及されつつある。経済参考報が報じた。

 伝統的なICタグは主にシール等で貼り付ける方式を採用していたため、厚みがあり、コストが高く、盗難防止性が低いなどの問題があり、都市交通ICカードやETCなどの分野で一部応用されているに過ぎなかった。このほど開発された「RFIDスタンピングタグ」は、製品の包装等に直接印刷でき、生産コストを大幅に下げることができる。近い将来、スーパーでもショッピングカートをレジに入れた瞬間、全ての商品の価格が自動的に計算され、「一瞬」で清算が終わるようになるかもしれない。

 同技術は中国国家知識産権局の発明特許を取得している。湖北省科技庁は鑑定の結果、「同技術は世界をリードするレベルに達しており、技術プロセスが簡単で、包装紙に印刷しやすく、コストが低く、汚染が無いなどの特徴を持つ。モノのインターネットの発展にとって重要な意義を持ち、顕著な社会・経済効果が期待できる」との見方を示した。

 同製品はモノのインターネット発展特別資金の援助を得ており、中国モノのインターネット・モデルプロジェクトとも提携している。威杜公司にはこれまでに、小切手産業、チケット産業などから開発ニーズが寄せられているという。今後、スーパーや観光地など、ますます多くの場所でICタグの姿を見ることができるかもしれない。

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