ロンドン五輪、3D生中継が実現

2012年 8月14日

 今回のロンドン五輪では初めて3D生中継が実現した。ロンドン五輪の3D放映権を購入した中央電視台(CCTV)が、ロンドン五輪の開幕式、閉幕式のほか、陸上、競泳、体操競技などを300時間にわたって3D生中継した。CCTVの「3Dチャンネル独占協力パートナー」である中国家電メーカー・TCLは、3Dコンテンツの収録、放映、伝送、3Dのディスプレー技術やコードの解析・編集技術、3D端末製品の検査・調整などの面でCCTVをサポートした。科技日報が報じた。

 今年の元旦、中国初となる3Dチャンネルの試験放送がスタートした。CCTVの3Dチャンネルは3D五輪番組を放送する唯一のチャンネルで、視聴は無料。同チャンネルの責任者は「3Dテレビを見るには高いハードウェア条件が求められる。まずハイビジョン対応のセットトップボックス(STB)を設置し、3D対応テレビを購入しなければならない。また、3Dメガネが必要な場合もある」と指摘する。

 専門家は「ロンドン五輪の放送により、3Dテレビ普及のネックであったコンテンツ不足が解消された。3D五輪は3Dテレビの全国的な普及に向けた重要なきっかけとなった」とする。中国3D産業協会(C3D)のデータによると、中国市場における今年の3Dテレビ販売台数は2000万台に達する見込みだ。中国テレビメーカーが現在打ち出しているスマートクラウドテレビには3D機能が標準搭載されているほか、様々なスマート・クラウド機能(TCLのクラウド教育、康佳(KONKA)のクラウドセキュリティなど)も搭載されている。3Dテレビの市場シェアが高まるに伴い、国産メーカーの優位が際立つと予測される。

 中国のテレビ業界は技術、価格、産業チェーンなどの面でメリットを持つ。2010年の広州アジア競技大会では、TCLが3D試験放送を担当。アジア競技大会初の3D放送が実現した。TCLは今年、3Dチャンネルのパートナー契約を結んでいる。

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