進むネット化 親が幼い子供のためにミニブログを登録

2012年 8月14日

 ネットワーク化はますます進みつつあり、特に「80後(1980年代生まれ)」の若者は仕事や生活においてネットから離れられない。彼らは毎日、中国最大のインスタントメッセンジャー「QQ」のレベルアップや、ミニブログのファン(フォロワー)集めに勤しんでいる。彼らが努力しているのは自分のアカウントのためだけではない。自分の子供が将来他人に負けないように、事前に子供のQQアカウントを登録してレベルを上げたり、ミニブログを更新してファンを増やしている80後世代の若い親が出現し、話題になっている。子供が成長したらプレゼントとして送るのだという。最近、このような行為を表す新語「占網坑」まで登場した。長沙晩報が報じた。

 ▽若い親、子供のためにQQのレベルアップ

 近頃、80後世代の母親が生まれて半年の娘のためにQQのレベルを上げているというニュースが話題となり、注目を集めた(訳者注:QQは使用頻度に応じてレベルが上がる。レベルが上がるにつれ、表示アイコンを変更できるなどの権限が与えられる)。

 武漢に住む王さんは毎朝起きるとすぐに2つのミニブログを更新する。1つは自分の、もう1つは娘のミニブログだ。娘はまだ生まれて半年だが、すでにファンが100人ほどいる。

 80後の夫婦の多くは、生まれた子供や生まれてくる子供のためにQQアカウントを登録したいと考えている。子供がまだ1歳なのに、QQのレベルがかなり高い「太陽レベル」に達している人もいる。これらの両親は、子供のためにQQを登録することが流行の最先端であり、子供が将来ネット社会に入ったころ、良いプレゼントになると考えている。

 ▽ネットユーザー:子供のためにQQなど早過ぎる、全く必要なし!

 情熱に燃える若い親とは対照的に、一部のネットユーザーは子供の代わりにQQに登録するというやり方を正しいとは思っていない。

 ネットユーザーは「幼い子供の代わりにQQに登録するなんて、早すぎる。将来子供はそのアカウントを使うのか?」など、疑いのコメントを寄せている。

 また、「自分のことは自分でしなければならない。パパやママがQQに登録してくれ、レベルを事前に上げておいてくれても、それは両親の功績でしかない。子供には独立させるべきだ」、「現在ネットは日進月歩で発達している。我々の時代はQQが流行っているが、子供の時代にはもう時代遅れになっているかもしれない」とするコメントもあった。

 ▽専門家:子供の興味や生活に事前に干渉するのはもってのほか

 社会の注目が集まるに伴い、この現象を分析する専門家も出てきた。ある専門家は、「まだ生まれていない、もしくは未成熟の子供のためにQQやミニブログを登録する行為は、子供の成長に対する親の期待と重視の表れ」と指摘。「子供の成長を記録し、将来子供と共有するのは良いが、もし『スタートラインから他人の子供に負けてはならない』といった考えがあるようでは良くない。親は子供が自ら選んだ人生を尊重するべきであり、子供の興味や生活に事前に干渉するのはもってのほか。また、両親が子供のためにQQのレベルを上げれば、将来何でも人任せにする習慣ができてしまう」と警鐘を鳴らした。

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