蓄電式ライトレールの試作車がラインオフ 湖南

2012年 8月15日

 大容量の蓄電装置(スーパーキャパシタ)を主な動力源とするライトレール(路面電車)の試作車が10日、湖南省株洲でラインオフした。科技日報が報じた。

 同車両は、乗客が乗り降りする間にプラットフォームで急速充電を行い、約30秒間の充電で2キロの走行が可能。車両の減速・停止時に生まれる回生電力も蓄電され、再利用される。幅は2.65メートル、設計最高速度は時速80キロ、営業最高速度は時速70キロで、回転半径は30メートル、乗客定員は320人。旅客輸送量がそれほど多くなく、頻繁に停止し、半径が小さい路線での利用に適している。

 中国南車株機公司の徐宗祥社長は、「同レベルの輸送量で比較すると、上下6車線の道路の場合、幅は約24メートルに達するが、ライトレールなら幅がわずか8メートルで、土地資源を3分の2節約できる。さらに製造コストは従来型地下鉄の5分の1、高架式ライトレールの3分の1に抑えられる」と紹介した。

 同車両の総設計師を務めた中国工程院の劉友梅院士は「同車両には安全性の警報、信頼性の監視、可用性の最適化、保全性の管理など、様々な分野に関わるインテリジェント技術が駆使されている。試作車のモジュラーシステムでは、将来的な信号システムのアップグレードと機能拡張を十分に考慮し、全てのサブシステムにオンラインメンテナンス技術を採用、メンテナンスが便利になった」と語る。

 同車両は中国南車株機公司と中国南車株洲所が共同開発したもの。中国南車傘下の寧波南車新エネルギー科技有限公司がパートナー企業と開発した大容量のスーパーキャパシタモジュール(2.7V、3000F/2000A)により、「中国製の動力源」が提供された。現在、さらに大容量のスーパーキャパシタの開発が進められているという。

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