三沙市、美しい南中国海の保護を目指す

2012年 8月27日

 設立から1カ月を迎えた中国海南省三沙市(地級市)は25日、市政府がある西沙諸島(英語名パラセル諸島)永興島で、汚水処理・パイプ網施設および西沙群島ごみ収集中継所の建設を着工した。海南省ではこのほど「海南省海洋環境保護計画(2011-2020年)」も承認されており、三沙市の周辺海域の環境保護に向けた動きが本格化している。人民日報海外版が伝えた。

  ◆6島にゴミ収集所を建設

 汚水処理施設とごみ収集中継所は、三沙市が初めて整備するインフラだ。

 建設期間は1年を予定している。汚水処理・パイプ網施設は主に汚水処理施設を建設し、水処理・利用設備が備え付けられる。汚水収集パイプ網は7.8キロ、中水利用パイプ網が11.2キロに達する。処理後の水は、水洗トイレ、清掃、緑地の水やりなど、都市の雑務や景観に用いられる。

 ごみ収集中継所は永興島に建設されるゴミ中継所で、8軒のごみ収集所が建設される。また趙述島、北島、羚羊礁、鴨公島等に、6軒のごみ収集所が建設され、関連施設の設置や道路の緑化が実施される。同プロジェクトの竣工後、西沙群島の上述した島のごみは、その日のうちに処理されるようになる。

  ◆西・南・中沙海域の水質を保護

 重大プロジェクトのほかに、海南国際旅行島の海洋生態環境保護、西沙・南沙(英語名スプラトリー)・中沙海域の島嶼の生態保護などが、新計画の実施を促した。

 同計画は、環境品質指標を設けた。例えば、「海岸基本機能区の海域は、2015年までに二類水質基準を上回る面積を90%以上とし、近海の基本機能区、および西・南・中沙海域の優れた水質を維持しなければならない」と明記された。

 ◆南中国海、海洋環境モニタリングを推進

 中国環境モニタリング総駅の研究員、中国工程院の院士の魏復盛氏は、「南中国海(日本名・南シナ海)は、漁業などの生物資源、原油・天然ガスなどの資源が豊富だ。しかし合理的な計画を講じず、環境汚染を管理できなかった場合、将来的な発展に影響する」と指摘した。

 魏氏は「中国は南中国海で海洋環境モニタリング所を建設し、三沙市の海洋環境に対するモニタリングを強化する」と語った。

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