中国 無人機を使った海域モニタリングがまもなく開始

2012年 8月29日

 国家海洋局はこのほど、無人機による中国海域のリモートモニタリング試行が最終段階に入ったことを明らかにした。次なる段階として、同局は全国11の沿海省(区、市)に無人機基地を建設し、それぞれの基地に無人機を1機以上配備し、省内の管轄海域のモニタリングを実施する。中国各地の海域で、無人機による本格的なリモートモニタリングがまもなく開始される。人民日報海外版が報じた。

 ここ数年、沿海の開発が進み、沿海地域の海域利用ニーズが高まるに伴い、重点海域・重点プロジェクトに対する頻繁かつ高精度な監視・モニタリングが求められるようになった。

 現在中国が海域に対し行っている主な動的監視・モニタリング手段には、衛星や航空機によるリモートモニタリング、現場での監視、遠隔操作によるビデオモニタリングなどがあるが、これらの手段は実際の使用においてそれぞれ不足がある。例えば衛星によるリモートモニタリングは、天候や撮影周期などの要素に制限され、一部地域では長期間にわたって高品質の画像を取得できない。航空機によるリモートモニタリングは、限定性や遅延といった問題がある。現場での監視・モニタリングは、野外における作業量が膨大で、人件費がかさむ。遠隔操作によるビデオモニタリングは撮影範囲が小さく、ビデオの精度が低い。

 無人機によるモニタリング試行は2012年全国海域管理における重点業務の1つに指定された。半年あまりにわたる試行の結果、無人機によるモニタリング作業は順調に実施され、国家海洋局が定めた主要任務を完了した。すでに、熟練した技能を持つ無人機モニタリング技術チームも結成されている。

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