中国、海洋衛星シリーズ8基を打ち上げ予定

2012年 9月6日

 国家衛星海洋応用センターの蒋興偉主任はこのほど行われた国家海洋局デジタル海洋科学技術重点実験室のプレート除幕式および第3回中国「デジタル海洋」フォーラムに出席した際、「中国は計画に基づき、2020年までに海洋衛星シリーズを8基打ち上げる。これには海洋水色衛星4基、海洋動力環境衛星2基、海陸レーダー衛星2基が含まれ、黄岩島、釣魚島、西沙諸島の全ての島嶼の周辺海域に対するモニタリングを強化する」と表明した。科技日報が報じた。

 中国はこれまでに、「海洋1号」シリーズ(水色衛星)2基、「海洋2号」シリーズ(海洋動力衛星)1基の、計3基の海洋衛星を打ち上げている。

 蒋主任は「黄岩島を含む遠海海域の環境観測はすでに実現している。海陸レーダー衛星シリーズが確立されれば、海上目標の監視が実現し、▽劣悪な海況における災害(原油流出など)への緊急対応▽海洋権益の保護・保障▽海域・島の監督管理--などのニーズを満たすことができるようになる」と語る。

 衛星のリモートセンシング技術を利用し、国家海域動的監視モニタリング管理システムが徐々に構築され、海域使用の懸念地域に対するリモートモニタリング、地域による海洋使用計画のリモートモニタリング、重大建設プロジェクトに対するリモートモニタリングの長期メカニズムが完備されつつある。

 しかし、中国の海洋衛星は先進国と比べるとまだ初歩的段階だ。蒋主任は、「衛星リモートセンシング画像によるモニタリングは、国が海域に対する動的監視を行う上で重要な手段となる。しかし、欧米の一部国家では海洋衛星の設計寿命が7-8年に達しているのに対し、中国はわずか2-3年と短い。また、欧米などの先進国は衛星の連続打ち上げが可能だが中国はそれができない。ゆえに、中国の海域に対する長期間の観測、海域資源に対するモニタリングは常に制約を受けている」と語る。

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