中国、電気機関車用ブレーキを自主開発

2012年 9月10日

 中国南車株洲電気機関車有限公司(南車株機)が明らかにしたところによると、同公司が知的財産権を有するDK-2型電磁空気ブレーキ(バージョンアップ版)はこのほど、中国国内の電気機関車での小規模試行が許可され、国外企業による独占を打破した。科技日報が報じた。

 列車ブレーキシステムとは、列車の速度を落とし、停車させるための装置の総称。列車の「重量化・高速化」が進むに伴い、精度・安全性が高く、メンテナンスがしやすいブレーキへの需要が高まっている。

 南車株機は2007年以降、既存のDK-2型ブレーキをベースに技術改良を進め、バージョンアップ版DK-2型ブレーキの開発に成功した。初代DK-2型ブレーキはすでにSS4G、SS4B型機関車、中東向けのTM3型電気機関車、シンガポール地下鉄プロジェクトの作業用車両などに設置されており、これまでの総運行距離は5000万キロを突破したが、システム故障による事故などは発生していない。

 バージョンアップ版DK-2型ブレーキは今年5月、鉄道部が組織する定例試験、高温・低温・振動・衝撃試験などの型式試験、および専門家による審査に合格した。南車株機は同ブレーキ量産後の品質を維持するため、国際標準に基づいた標準化作業、生産の質向上、品質体系保証などの各作業を進めている。

 同公司は、ブレーキキャビネット組立ライン、車輪ブレーキの組立ラインなど5本の生産ラインを建設し、ERPシステムを駆使して情報化管理を実現する予定。同ブレーキシステムの生産ラインは世界先進レベルに達し、年間生産能力は機関車600台分に達する見通し。

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