米経済誌フォーブスは10日、「2012年世界で最も革新的な企業100社」ランキングを発表した。中国企業の百度（Baidu）が5位にランクインしたものの、トップ4社は全て米国企業が独占した。京華時報が報じた。
フォーブス誌は報告の中で、「革新型企業が『イノベーション・プレミアム（企業の将来的なイノベーションへの期待から評価した株価と現在の株価の差）』を創造し、維持するためには、3つのP、すなわち人材（People）、プロセス（Process）、哲学（Philosophy）が重要だ。これら3つの方面がうまくいっているかどうかが、企業がイノベーションの活力を保ち、年々新たなイノベーション・プレミアムを創造できるかどうかの分かれ目となる」との見方を示した。
同ランキングを見ると、米国企業がイノベーション能力で他国を大きくリードしていることが分かる。トップ100社のうち米国企業は43社を占め、トップ4社も米国企業が独占した。以下、フランスは9社がランクインし国別で2位となったほか、日本が8社、中国が7社、ドイツが6社、インドが5社で続いた。
中国からランクインした7社の企業は、百度（5位）、騰訊（11位）、貴州茅台（18位）、五粮液（20位）、中海油田服務（67位）、三一重工（85位）、中聯重科（86位）だった。