中国の衛星測位システム「北斗」の関連産業を支える、北斗(上海)位置情報総合サービスプラットフォーム、および上海北斗ナビゲーション及び位置サービス製品検査センターの建設が11日に開始された。新華網が伝えた。
両機関の基本目標は、北斗を中心とし、GPSと互換性を持ち、モバイルネットやインターネット等の各種情報サービス資源と融合し、ユーザーに対してナビゲーション・測位、正確なタイムサービス、デジタルメッセージ通信サービス、位置に基づく付加価値情報サービスを提供すること。
計画によると、上海は2015年に、衛星測位システムのインフラが整い、産業規模が一定規模に達した、全国の模範的都市となる予定だ。今後10年間、上海の衛星応用産業の年間成長率は30%以上に達し、約10万人の雇用機会を創出する見通し。
上海北斗衛星導航プラットフォーム有限公司の陳大吾総経理は、「2015年までに、中国独自の衛星測位システムが全面的に完成する。2020年に、中国の北斗システムは世界的な競争に参加する能力を持つ」と語った。