2012年09月17日-09月21日
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中国のモバイルマップ市場、15年にはユーザー6億人

2012年09月18日

 インターネット調査会社・易観国際がこのほど発表した研究報告によると、2011年、中国のモバイルマップ・アカウント数は累計1億3500万件に達した。2012年には2億8700万件に達し、モバイルインターネットユーザーにおける普及率47.4%に達する見通し。さらに2015年末にはアカウント数が累計6億件に達し、普及率は64.6%に達すると見られる。新華網が報じた。

 易観国際の尹晶雪アナリストは、「モバイルマップは今後数年間、中国のモバイルインターネットおよびモバイル端末の『天井効果』により、成長率は年々下がると思われるが、絶対値は増加するだろう。この傾向が続けば、2014年にはユーザー規模が1億を超えるモバイルマップアプリがいくつか出現する可能性もある。モバイルマップはビジネスモデルのターニングポイントを迎えるかもしれない」と指摘した。

 尹氏はまた、モバイルマップ市場が今後迎えるであろう2つの発展すう勢について、以下のように指摘した。

 (1)モバイルマップがユーザーにより知能化された生活、統合されたマップサービスを提供するようになる。従来の測位・検索・ルート検索の機能の他に、生活に役立つサービスや飲食店、娯楽などの情報機能が追加され、より全面的なサービスが可能となる。

 (2)モバイルマップのオープンプラットフォームが開発者を全面的に支援する。クラウド検索、ナビゲーション、マップサポート、付加価値サービス、運営サポートなど、開発者のニーズに基づき、対応するインタフェースが開放される。

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