2012年09月17日-09月21日
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河北省邯鄲市で古代の墓群を発見

2012年09月18日

 邯鄲市文物保護研究所はこのほど、同市復興区の聯紡路及び建設大街の付近で発見された古代墓群に対する緊急発掘調査を行った。計97基の墓を調査し、210件あまりの文化財が出土した。墓は戦国時代・漢時代・魏晋時代の3時代のもので、戦国時代のものが29基、漢代が64基、魏晋時代が4基だった。新華網が報じた。

 出土した副葬品の中では陶器が多く、銅器、玉器、漆器、鉄器なども含まれた。これらの副葬品はほとんど戦国時代・漢代の墓から出土した。魏晋時代の墓は盗掘被害に遭っており、出土した器物は少なく、いずれも破壊されていた。

 専門家は「約100基の墓から、3時代の埋葬習慣が時代と共に変化していったことが伺える。副葬品の中には精巧に作られた器物が多く見られ、当時の高い技術レベルを反映している。これは趙文化および邯鄲の歴史文化の研究・普及に向け、重要な資料となる」との見方を示す。

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