中国初の炭素観測衛星、地上局6カ所の立地を決定

2012年 9月27日

 中国気象報が明らかにしたところによると、数年後の打ち上げが予定されている中国初の炭素観測衛星の、国内における長期地上検証観測ステーション(6カ所)の立地が全て決定された。地上ステーションはそれぞれ、▽中東部都市地表面総合観測ステーション(北京市)▽高緯度観測ステーション(黒竜江省漠河)▽低緯度観測ステーション(広東省広州)▽西部都市地表面観測ステーション(新疆ウルムチ)▽砂漠地表面観測ステーション(新疆塔中)▽大気バックグラウンド観測ステーション(青海省瓦里関)--の6カ所。中国広播網が報じた。

 中国初の二酸化炭素観測衛星は、世界範囲の二酸化炭素観測・科学実験・応用研究を行い、温室効果ガス観測分野における中国の技術的空白を埋める予定。観測結果は中国が地球温暖化の変化や二酸化炭素排出量の世界的分布を把握するのに用いられ、気候変動への対応をサポートし、国際的発言権の向上を後押しする。

 国家衛星気象センター・衛星気象研究所の張興贏副署長は「地上ステーションの立地には、異なる緯度帯、異なる地表面特徴、異なる経済機能を持つ地域が選ばれた。国家衛星気象センターはこのほか、利用可能な世界各地の地上観測データを駆使し、中国の炭素観測衛星の精度を高めていく」とする。

 地上ステーションには高精度温室効果ガス検知器が設置され、二酸化炭素濃度のリアルタイムモニタリングを行う。北京の観測ステーションには、ハイパースペクトルメーターも設置され、二酸化炭素濃度の鉛直変化のモニタリングも行う。

 中国は気象衛星「風雲3号」に二酸化炭素モニタリング機器を搭載し、宇宙からの二酸化炭素観測能力を強化する予定。

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