ポップコーンを食べるとついつい止まらなくなってしまうが、いちいち手でつかんで食べるのが面倒で、誰かが直接口に入れてくれればなあと日々思っている...そんなあなたに朗報だ。口で「ポップ!」と言うだけでポップコーンを口に向けて発射してくれる機械「Popinator」が登場した。
米国のスナック菓子会社Popcorn Indiana が開発したこの「Popinator」は、バスケットボールのスリーポイントシュートのように、ポップコーンを目標に向けて発射するだけではない。この機械のすごいところは、「ポップ!」の声がした方向と位置を解析できる点だ。つまり、部屋のどこにいても、「ポップ!」と言うだけで、その場所に向けて正確にポップコーンを飛ばしてくれるというわけだ。ちなみに「最大射程距離」は4.5メートルだという。
この機械、ユニークな見かけとは裏腹に、技術は複雑だ。ロボット音源定位技術を採用し、2つのマイクを搭載、「ポップ!」は識別できる唯一の命令だ。「Popinator」は命令を聞き取ると、音波の分析・計算を行い、声のした場所と自分の相対的な方向・位置関係を割り出す。その後、「銃口」を回転させて目標に狙いを定め、ポップコーンをきちんと一粒ずつ発射する。
ポップコーン発射機が登場したというニュースはネット上でたちまち話題となり、「ゲームを遊んでいて手が離せない時に使える」「ヘーゼルナッツや落花生など他の物も飛ばしたい」等のコメントが寄せられた。ただし、うるさすぎて映画館で使うことはできないだろう。