英国の科学者はこのほど、1000年後の人類がどんな姿をしているかを予測した。それによると、スマートフォンやパソコンなどのハイテク製品がますます普及し、生活環境が変わるに伴い、人類はより背が高くなり、脳が小型化し、目が大きくなり、歯は少なくなり、手足はより長くなり、しわが増えるという。1000年後の人類はあまり格好いい姿とは言えず、むしろ「怪人」のようだ。広州日報が伝えた。
▽タッチパネルで指や目が変化
英国自然史博物館のクリス・ストリンガー氏は、「記憶や思考などの作業の多くがコンピュータに取って代わられることから、1000年後の人類はより小さな脳を持つようになるだろう。SF小説や映画の中では、巨大な脳を持つ未来の人類が描かれるが、大きな脳が必ずしも最善とは限らない」と語る。
また、iPhoneなどタッチパネルを使う電子製品が普及することにより、人類はより複雑な「目と手の連携」が必要となる。このため、手のひらや指の末端神経はより敏感になるだろう。人類が最も良く使う四股も1000年の間に劇的な変化を遂げる。未来の人類の腕と指はテナガザルのように長くなり、遠いところの物を取るのが便利になる。
▽エアコンで体毛や鼻が変化
その他、人類の移動が頻繁になり、人種間の交配が進むことで、肌の色はより濃く変化すると見られる。また、エアコンやセントラルヒーティングのおかげで気候が人類にもたらす影響がますます小さくなり、鼻の特徴は均一化する。また、ハイテクを駆使した防寒着などにより、身体を「自ら保温」する必要がなくなるため、体毛はますます薄くなり、無くなる可能性もある。
また、将来は食べ物がますます軟らかくなるため食べ物を咀嚼したり噛みちぎることが少なくなり、歯の本数が減少し、口も小さくなると予想される。