2012年11月05日-11月09日
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災害時に役立つグッズ達:ジャガイモやミカンで発電

2012年11月07日

 巨大ハリケーン「サンディ」が米国東海岸を襲った。激しい風と雨の中を避難所まで逃げた人もいれば、家の中で過ぎ去るのを待った人もいるだろう。ハリケーンのような災害時に際に役立ちそうなグッズを紹介しよう。

  ▽ヒモを引っ張るだけでライトが点灯

 この小さなUFOのようなハイテク感あふれる装置は「Pullight Dynamo」という。正面部には3つのライトがついており、緊急時に室内で使用するには十分な明るさだ。上についている金色のリングは外すことができ、1本のヒモで本体とつながっている。リングに指をかけてヒモを引っ張ると発電機が回転して発電し、ライトがつく仕組みだ。

  ▽太陽エネルギーで洗濯

 手動で発電し洗濯機を動かすのが嫌なら太陽の力を使おう。この洗濯機は、電気を使わないだけでなく、水も洗剤もいらないという優れものだ。この洗濯機をデザインした中国系米国人の大学生は、日光浴をしている時、紫外線を利用して服を洗濯するというアイデアをひらめいたという。紫外線は多くの有機物を酸化できるほか、消毒・殺菌作用もある。この洗濯機は室内に入る日光を使って強力な活性酸素を発生させ、服についた垢を二酸化炭素と水に分解する。これがあれば電気だけでなく水が止まっても怖くない。

 ▽ジャガイモで発電

 電池が無くてもジャガイモがあれば時計を動かすことができる。

 材料はジャガイモ(レモン、ミカン、モモ、スイカなどでも可)、亜鉛メッキしたねじ(亜鉛電極)、銅製硬貨(銅電極)、ワイヤー、豆電球。やり方はまず、果物を握って軟らかくし、二つの電極を差込み、銅線と豆電球をつなぐだけだ。

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