中国が自主建設し、独立運用されるグローバル衛星測位システム「北斗」が27日より地域向けのサービスを開始した。カバー範囲は中国および周辺地域を含むアジア太平洋の大部分の地域。これにより、北斗の正式な使用およびサービスが開始されたこととなる。人民日報が伝えた。
北斗システムの冉承其報道官（中国衛星測位システム管理弁公室主任）は同日午前、国務院新聞弁公室の記者会見に出席し、「北斗システムは27日以降、従来の試験運用で提供してきたアクティブロケーション、双方向時刻、ショートメールサービスに加え、アジア太平洋の大部分の地域に向けてパッシブロケーション、ナビゲーション、時刻配信などのサービスを正式に提供していく」と明らかにした。