2013年01月07日-01月11日
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「人工太陽」実験装置EAST、再び重要成果を上げる

2013年01月07日

 中国科学院合肥物質研究院は5日、同院プラズマ物理研究所が受け持つ大規模科学プロジェクト、「人工太陽」実験装置EASTがこのほど、新たな重要成果を上げたことを明らかにした。EASTの補助加熱プロジェクトである中性粒子ビーム入射(NBI)システムがテストプラットフォームにおいて、長パルス水素中性粒子ビームを100秒間入射することに成功し、同システムの長パルスビームの運用能力が初歩的に検証された。新華社が伝えた。

 科学者によると、長パルス水素中性粒子ビームの入射に成功したのは国内初であり、これは中国が中性粒子ビーム入射加熱分野で着実な一歩を踏み出したことを意味する。

 EASTのNBIシステムは中国が自主開発したもので、精密な高電流イオン源、高真空、低温冷凍など多くの技術分野をカバーしている。

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