甘粛省科学技術庁が明らかにしたところによると、敦煌研究院に委託して設立した国家古代壁画・土遺跡保護エンジニアリング研究センターがこのほど国家検収に合格した。同センターは中国の文化遺産保護分野で唯一の国家級エンジニアリング研究センターであり、中国が有する大量の古代壁画および土遺跡の保護に向け、重要な保護技術の難題解決および産業化を重点的に推し進めていく。新華社が伝えた。
同センターは主に古代壁画と土遺跡の環境研究、損傷メカニズムと保護材料研究、生物学的損傷の予防研究、デジタル化保護・展示研究などを行っていくほか、同産業の関連標準や規範を制定し、古代壁画と土遺跡保護産業の健全で秩序ある発展を促進する。