2013年03月04日-03月08日
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中国石油 国家級シェールガステストエリア建設

2013年03月13日

 中国石油天然気集団公司が12日明らかにしたところによると、同社は独自の取組によってシェールガスの総合的な開発採掘技術を基本的に確立し、四川省長寧・威遠両県と雲南省昭通市の2カ所に国家級シェールガス開発採掘テストエリアを建設した。現在、両エリア合わせて23のガス井で掘削が完了している。新華社が伝えた。

 同公司によると、同公司はシェールガスの分野で独自の4件の知的財産権を備えた開発採掘技術を備えており、両テストエリアでシェールガスの垂直井のフラクチャリングと水平井の多段階フラクチャリングを成功させたという。

 現在、長寧・威遠テストエリアでは16のガス井の掘削が完了し、フラクチャリングによるガステストを12のガス井で完了し、垂直井の一日当たり生産量は2千立方メートルから3万3千立方メートルに増加し、水平井の同生産量は1万立方メートルから16万立法メートルに増加した。

 昭通テストエリアでは7つのガス井の掘削が完了し、フラクチャリングによるガステストを2つのガス井で完了し、垂直井の一日当たり生産量は2500立方メートルになり、水平井の同生産量は1万5千立方メートルから3万6千立法メートルに増加した。

 シェールガスをめぐる第12次五カ年計画(2011-15年、十二五)によると、中国は2015年をめどに全国のシェールガス資源の潜在力と分布を把握し、大規模な生産を基本的に実現させる計画だ。また探査開発の重要技術の攻略で重大な突破口を開き、主要装備の国産化を実現することを目標に掲げている。

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