ヤフーチャイナはこのほど、「ヤフーチャイナは2013年8月19日をもってメールサービスの提供を停止する。サービス停止後、ユーザーのメールおよびアカウント設定はすべて削除され、回復不可能となる」とする、メールサービスの停止に関する通知を発表した。ヤフーはユーザーに対して、サービス停止前に過去のメールを移すか、「阿里雲」OSのメールボックスの設定を行い、ヤフーチャイナのメールボックスへのメールを2014年末まで受信するよう提案した。国際金融報が伝えた。
ヤフーチャイナは2007年9月、ドメイン名「@yahoo.cn」の「永久性メールボックス」のサービス提供を開始した際に、すべてのメールは永久に保存されると約束した。つまりヤフーは今回、この約束に背いたことになる。過去6年間で、中国のメールボックス市場の順位には、大きな変化が生じた。インターネット関連データの統計機関のHitwiseが発表した最新データによると、ヤフーチャイナのメールボックスの順位は6位に転落した。またHitwiseのデータによると、ヤフーチャイナのメールサービス停止により、中国の2%のメールボックス利用者が影響を受けることになる。ヤフーチャイナのメールボックスのアクセス数は過去12カ月で低迷を続け、シェアが1.9%まで落ち込んだ。