2013年04月22日-04月26日
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中国最速のスパコン「天河1号」 ユーザー数が400社を突破

2013年04月24日

 中国で演算速度が最速のスパコン「天河1号」のユーザー数は400社を超えた。科学研究プロジェクトの基本的な設備である天河1号は、経済・社会の発展に貢献しており、一部産業の中核的な競争力になっている。新華網が伝えた。

 国家スパコン天津センターの劉光明主任は、「すでに実用化から3年が経過した天河1号は、中国の基礎科学技術資源として、科学技術・生産に幅広く参与している。応用面では、すでに石油調査データ処理、アニメ・映画CG、バイオ医薬品データ処理、ハイエンド設備製造のデザイン・シミュレーション、地理情報処理の5大応用分野で活用されており、400社以上の企業にサービスを提供している」と説明した。

 アニメ・映画CGを例とすると、「天河-酷カード」クラウドコンピューティングCGプラットフォームがすでに北京・上海などで任務提出センターを建設しており、全国各地のユーザーは天河1号の演算を利用可能だ。アニメ・映画作品のCGの制作期間は、これまでの4-6カ月から1日に大幅短縮された。

 国内のユーザーの他に、同センターはさらに欧州・米国・シンガポールなどのユーザーを開拓しており、総合応用能力がさらに高められた。劉主任は、「国外のスパコンは、新材料・気候変動・原子力エネルギー開発といった、特定の分野にしか使用されていないことが多い。天河1号は高性能計算の各分野(石油資源調査、ゲノム配列決定、設備製造など)をカバーし、産学研の融合に取り組んでいる」と語った。

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