中国は2日午前0時6分、通信衛星「中星11号」を、西昌衛星発射センターから、打ち上げ用ロケット「長征三号乙」で打ち上げ、予定の転移軌道に乗せた。新華社が伝えた。
中星11号は中国が独自に開発した通信衛星「東方紅4号」のプラットフォームを採用し、中国航天科技集団公司に所属する中国宇宙技術研究院が開発した、同集団傘下の中国衛星通信集団有限公司が運行・管理する14基目の商業用通信衛星だ。同衛星はC-band、Ku-bandの計45基の応答装置を搭載しており、主にアジア太平洋地域などのユーザー向けに商業通信サービスを提供する。
今回の打ち上げに使用された長征三号乙は、中国航天科技集団公司傘下の中国運載ロケット技術研究院が開発した。長征シリーズのロケットの打ち上げは、今回で176回目。