(1)レーダーヘルメット
煙霧、暗闇、灌木、壁、砂嵐は部隊の視野を遮り、潜在的な危険を生じさせる。レーダーヘルメットはこの問題を解決するために開発された。兵士はモーションセンサーを通じて半径25メートル内の「動き」を見ることができる。1セット1.1キロ以下で、ヘルメットにかかる重さは半分以下だ。この装備があれば待ち伏せ攻撃をいち早く発見できる。新華網が伝えた。
(2)ランドウォリアー・システム
ランドウォリアーはハイテク装備で歩兵を武装する一里塚的な計画だ。都市その他大型装甲車や長距離兵器を使用できない区域で歩兵の戦闘能力を高めることを目的としている。コンピュータ、GPS装置、携帯無線機、ビデオカメラその他のランドウォリアーの装備は、戦場での洞察力と個人戦闘能力を高めるためのものだ。
(3)リストバンドディスプレイ
兵士の腕につけられたディスプレイが重要な情報や無線データの送受信の中枢となる。もちろん、他にも多くの用途がある。フレキシブルな電子書籍、伸び広がる携帯電話、丸めてバッグに入れられる携帯テレビといった具合に、民生転用にも大きな将来性がある。
(4)iPod Touch
米兵にとって銃以外にiPod TouchやiPhoneも最も重要な携帯装備の1つだろう。iPodは単なる音楽プレーヤーという以上に、適応性と耐久性に優れたマイクロコンピュータだ。実際、米軍がiPodを使用してからすでに何年にもなる。例えばVcommunicator Mobileというアプリはクルド語やアラビア語での現地人と交流する助けとなる。狙撃手はBullet Flightという弾道計算機を愛用している。射程と大気データを入力するだけで、射撃に必要な重要数値を算出してくれる。この他、電話会議を可能にするアプリ、iPodを爆発物処理ロボット用リモコンに変えるアプリもある。
(5)ウェアラブル燃料電池
M-25は燃料電池システムと直接メタノール技術を結合したウェアラブル電源だ。従来型の電池と比べ80%軽量化しているが、少なくとも72時間続けて電力を供給できる。最低20W、最高200Wの電気を持続的に供給できる。