東芝はこのほど、次世代音声対音声翻訳システム(S2ST:Speech-to-Speech Translation)を開発した。同システムは音声識別分野における東芝研究チームの最新成果に基づくもので、日中英の音声翻訳が可能だ。国際金融報が伝えた。
システムの中核である大語彙連続音声認識技術は、東芝中国研究開発センターの努力により飛躍的な進展を果たし、普通話の認識精度は95%に達した。また、同研究チームは中国語特有の同音異調(発音は同じだが声調が異なる)識別の技術的難題を解決したほか、常用アルファベット略語の認識範囲を拡大した。