「I時代報」によると、iPhoneの検索機能でキーワードを入力するだけで、削除されているか否かに関わらず、すべてのSMS(ショートメッセージ)およびメモ帳の内容を読むことができるという。数日前に投稿されたあるつぶやきがきっかけでiPhoneの検索機能に注目が集まっており、多くの人がiPhoneを家族の監視に使おうと考えている。東方網が伝えた。
◆iPhoneの検索機能が浮気調査の「秘密兵器」に?
「iPhoneを使用している子供たちよ、ジョブズ氏は検索機能にとんでもない機能を埋め込んでいた。キーワードを入力するだけで、すでに削除したものを含め、きみのメモ帳やSMSの関連タイトルが検索できてしまうのだ。例えばボーイフレンドのiPhoneで『愛してる』と検索して、出てきたのがあなたでなければ、残念なことになる」----。数日前、iPhoneの検索機能がプライバシー漏洩につながることを指摘したこのようなつぶやきがミニブログ上に投稿され、瞬く間に拡散された。昨日夕方の時点で、転載数がすでに数万回に達し、関連する400万件以上のつぶやきが投稿されている。
すでに削除したショートメールを検索できることから、多くのネットユーザーはこの機能を「正妻が妾と戦う」ための秘密兵器と呼んでいる。
◆削除済みショートメールの復活を阻止
コンピュータ業界の専門家である汪さんは、「このような検索機能は今になって出てきたものではなく、アップル独自のものでもない。アンドロイド携帯のグーグル検索でもこれが可能だ」と語った。
汪さんは、すでに削除されたショートメールも検索できる理由について、「これはパソコンのshift+deleteとdeleteのようなものだ。パソコンでdeleteキーを使い削除した文書はゴミ箱に入れられるだけで、これを完全に消去するためにはshift+deleteが必要だ。検索可能な情報とされているのは、『削除済みファイル』フォルダに入れられただけで、完全には消去されていないため、検索で引っかかる可能性がある」と語った。汪さんは「削除済みファイル」フォルダが一体どこにあるのかという問題について、「履歴データベースのどれかだろう」と語った。
iPhoneの削除済みのショートメールが検索可能という問題は、いかに解決すべきだろうか。ある熱心なネットユーザーは、「まずはスポットライト検索で『情報』の項目を取り消し、言語を中国語から英語に切り替え、さらに中国語に切り替えることで、文書を削除できる」と紹介した。