中国国家深海基地管理センターの関係者によると、同センターは現在、2回目となる潜水員の選抜およびトレーニングに向け準備を進めているという。今回の選抜では、女性2人を含む6人の潜水員を募集する計画だ。新華社が伝えた。
同センターの劉峰主任は、「第2回潜水員選抜では、基礎知識、精神的・身体的素質など各方面の審査を行う。今年9月から10月にかけて6人を選出し、約1-2年間にわたるトレーニングを行う」と語る。
今年実施される中国の有人潜水艇「蛟竜号」の試験的応用について、劉主任は「蛟竜号の母船である『向陽紅09』は6月5日に青島から出航し、江蘇省江陰市で蛟竜号を乗せた後、任務を実施する海域に向かい、3回にわたる試験的応用を行う。期間は約110日におよぶ」と紹介した。劉主任によると、今回の試験的応用の特徴は、科学者が潜水艇に乗って潜水する点だ。蛟竜号は科学者による調査をサポートするためのものであり、今回の試験的応用から科学者による潜水を徐々に始めていく。現時点で、潜水調査を申請している科学者は約20人にのぼり、この中には女性科学者も含まれるという。