防犯グッズを扱う英国のあるメーカーがこのほど、iPad用の防弾パネルを開発した。重さ142グラム、厚さわずか3ミリの薄いパネルを取り付けるだけで、iPadが携帯可能な防弾シールドに変身する。広州日報が伝えた。
この防弾パネルはタブレットPCのカバーの後ろ側に取り付けることができ、357マグナム弾や9mm弾を防ぐことができる。さらに、爆弾の破片や薬莢も防ぐことが可能だ。
同社は、アフガニスタンやイラクに派遣される兵士向けの装備や服装にも使われている軍事技術を駆使し、同パネルを開発した。テストの結果、秒速358メートルの9mm弾のほか、秒速425メートルの357マグナム弾を防ぐことに成功したという。
同社によると、同パネルはすでに1000枚以上売れており、購入者は政治家、戦地で働くビジネスマンのほか、身の安全を心配するロンドン市民も少なくないという。
同社のビジネスディレクターは「当社は紙とペンの時代からノート向けの防弾パネルを発売してきた。これらの商品が人気を失って、人々がiPadなどのタブレットPCを使い始めたことに気づいた。このため、iPad向けの防弾パネルを開発したところ、注目が高まった」と語る。