2013年08月26日-08月30日
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3Dプリンタで出力可能 暮らしに根ざした10種類の製品

2013年08月27日

 3Dプリンタ技術の登場と発展に伴い、一般人が1台の3Dプリンタにより家で工場を開けるようになるという構想も、遠い未来の話ではなくなった。米月刊誌ポピュラー・サイエンスのウェブ版はこのほど、3Dプリンタを利用した斬新で実用的な10種類の製品をまとめた。これらの製品は、「私たちから最も近い3Dプリンタ技術」と呼べる。科技日報が伝えた。

 1.本物のカメラとレンズ

 家に3Dプリンタがあれば、30ドルで材料を購入し、さらに15時間の出力と1時間の組み立てにより、機能の整った一眼レフカメラを手に入れることができる。このカメラは市場で流通しているすべての撮影レンズを使用でき、画質の高い写真を撮影できる。15時間もぼんやり座っている忍耐力がなければ、先に一眼レンズを出力し楽しめば良い。

 2.オーダーメイドの人形

 3Dプリンタで出力したカメラがあれば、撮影が得意な人ならば優秀な人物作品を撮影できるだろう。しかし写真がどれほど真に迫っていても、やはり2Dの平面に過ぎない。それならば3Dプリンタを使い、精巧で活き活きとした人物の胸像や小型の人形などを作った方が面白い。

 3.自転車の周辺アイテム

 3Dプリンタで自転車の周辺アイテムを出力するならば、工夫を凝らす余地は沢山ある。手元にある古いアイテムが、3Dプリンタの力を借りて宝になる。例えば自転車の泥除け、個性あふれるバルブキャップなど、想像力を発揮すれば、3Dプリンタが自転車のためにできることはこればかりではない。

 4.電子製品の周辺機器

 小さな道具や部品の一部は、3Dプリンタ技術が実力を発揮できる競技場でもある。さまざまなアイディアあふれる応用は枚挙にいとまがない。例えばアーティスティックな、あるいはモダンチックなタブレットPCスタンド、多機能のスマホケース、壁にセットするスマホ充電器など、どのような携帯電話を手にしていようと、それに合った周辺機器を出力できる。

 5.飛行機

 他の人とは一味違った楽しみ方を目指すならば、飛行機の出力がオススメだ。刺激的なリモコン機、奇抜なデザインの垂直離着陸機、自由な創造は血を熱くたぎらせるだろう。

 6.携帯電話の外付けスピーカー

 3Dプリンタはさまざまな携帯電話に適した小型スピーカー、さらにはメディアプレイヤーなどの製品を出力できる。これらの小型スピーカーは音質が良ければよいのだが、音質がイマイチだったとしても、新技術が人々の娯楽生活にもたらす変化を示すことができるだろう。

 7.鳥の高級別荘

 愛鳥家は木々の間に鳥小屋を作り、鳥を招き寄せることを好む。しかし鳥小屋は手作りにせよ、工場で生産されたものにせよ、その構造は比較的にシンプルだ。今や3Dプリンタ技術により、人々は想像力を思うままに発揮し、鳥のために個性的で快適な楽しい我が家をデザインし、生産できる。

 8.変わった楽器

 現在出力できる楽器には、フルート、バイオリン、ギターなどの一般的なものがある。

 その他にも、新しい誰も聞いたことのないような楽器を発明できる。例えば先にフルートの出力に成功したマサチューセッツ工科大学の研究者らは、複数の穴があるトランペットのような新しい楽器の研究を開始している。

 9.パーティー・宴会グッズ

 暮らしにおいて、さまざまな宴会・パーティーに出席する機会があるだろう。

 準備段階で3Dプリンタを利用すれば、負担を大幅に軽減できる。出席者や必要なグラスの数がどれほどあろうとも、3Dプリンタは要求通りに使いやすいピッチャーを作成し、スムーズで楽しいパーティーを約束する。

 10.真空成形機

 見た目は朱肉ケースのように見えるが、実際には14歳の子供が発明した「真空成形機」だ。この発明により、人々はさまざまな形をした物体の金型を創造し、その中に原材料を注入することで、成形を可能にできる。

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