中国環保部:中東部に煙霧をもたらす三大原因

2013年 12月5日

 南京、杭州、上海など中国中東部がここ数日、煙霧に見舞われている。中国環境保護部(環保部)担当者は4日、広範囲に及ぶ今回の煙霧がもたらされる三大原因を分析、発表した。予想によると、今月4日から8日にかけては煙霧が拡散しづらい条件が続くものの、8日から11日にはより強い寒気団が到来することから、華北中南部から長江デルタ地域にかけての気象状条件はかなり改善される見込み。新華社が伝えた。
 中国の広い範囲で煙霧が発生した主な原因は以下の通り。
 1.煙霧の拡散に不利な気象条件が続いたことで、汚染物質が累積し続けた。地表に近い部分が無風で穏やかであることから、大気が水平・垂直方向いずれにもほとんど動かず、極めて拡散しづらい状態にある。
 2.自動車の排気ガス
 3.北方での石炭暖房の使用が増えたことで、大気の質がかなり悪化している。風のない穏やかな天気条件の下で排気ガスが蓄積し、とりわけ北方地区では冬季の石炭暖房使用が急増、石炭の燃えカスが大気中に放出されるため、空気の質に深刻な悪影響を及ぼしている。
 同担当者は、「煙霧が発生すると、各地は大気の質モニタリングを強化し、大気の質に関する情報をリアルタイムに公開する。また、積極的に各種措置を講じて、大気の質の悪化に対応している」と話した。
 上海市は今月2日、大気汚染橙色警報を発令すると同時に、緊急排出削減措置を発動し、学生の野外活動を一律禁止した。江蘇省環境保護庁は大気汚染重度警報を発令した。南京市は橙色警報を発令、工業企業に対して減産を命じ、汚染物質の排出を厳しく抑制し、工事現場での塵・土埃排出削減を強化し、道路の清掃回数を増やした。哈爾濱(ハルビン)市は、担当者を組織して汚染源に対する集中検査・監督を実施し、汚染防止の対象となる施設が問題なく操業しており、汚染物質の排出が基準値以下に抑えられていることを確認した。


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