ウェアラブルデバイス各社、子供向け市場に照準

2013年 12月9日

 健康管理に続き、ウェアラブルデバイスは次の戦場、子供の安全に目をつけた。国内外の各社は今年下半期より、子供向けの防犯用ウェアラブルデバイスを相次いで発表している。しかし業界関係者は、バッテリー性能の不足が、同市場の発展を制約するボトルネックになっていると指摘した。新華網が伝えた。
 中国セキュリティソフト最大手の奇虎360は今年10月末、価格199元(約3400円)の「児童安全ブレスレット」を発表した。同製品は子供の安全をリアルタイムでモニタリングすることが可能で、安全エリアの警報や通話などの機能を持つ。同製品は12月に発売を予定している。海外の子供向けスマートウォッチ「FiLIP」も、11月22日よりオンライン販売を開始した。同製品はGPS、Wi-Fi、セルラーネットワークにより、子供の位置情報を保護者の携帯電話に送信し、電話をかけることもできる。中国ファミリーセキュリティの聴風平安衛士(Eachpal)もこのほど、位置測定が可能な子供向けのブレスレットを発売した。保護者は携帯電話を利用し、リアルタイムで使用者の地理情報を獲得できる。
 Eachpalの申広岩CTOは、「子供の安全はすべての家庭の関心事だが、同サービスの利用者は少ない。全世界において、この手のウェアラブルデバイスは始まったばかりで、高い将来性を持つ」と語った。
 子供向けのセキュリティ・位置測定製品は数年前から発売されていたが、保護者はショートメールで使用者の位置情報を得ることがほとんどで、ソフトが開発されていなかった。今回のウェアラブルデバイスのブームでは、「ハード+ソフト+クラウド」の傾向が強く示されている。各メーカーはハードの他に、ソフトやクラウドの総合サービスにより利便性を高め、収益を創出する潜在的な空間を開拓している。
 しかしこの新興市場も、発展のボトルネックを迎えている。申氏は、「バッテリー性能の不足が、利用者の利便性を著しく損ねている」と指摘した。
 子供向けのウェアラブルデバイスは現在、主に時計・ブレスレット型の2種類となっている。業界関係者は、「チップ、材料、バッテリー技術の発展に伴い、ウェアラブルデバイスのコストがさらに引き下げられ、快適度とバッテリー性能が高められ、製品の種類も豊富化するだろう」と語った。


※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます

さくらサイエンスプランウェブサイト

さくらサイエンスプランウェブサイト

 

中国関連ニュース 関連リンク

オリジナルコンテンツ

柯隆が読み解く

2014/2/18更新
「中国の歴史問題」

富坂聰が斬る!

2013/12/27更新
「中国賃金事情」

和中清の日中論壇

2014/2/3更新
「失望」に潜む米国のメッセージと日本の「積み木崩し」

田中修の中国経済分析

2014/2/7 新コーナー開設
「中央経済工作会議のポイント」

服部健治の追跡!中国動向

2014/2/27 新コーナー開設 「安倍総理の靖国神社参拝に想う(上)」

川島真の歴史と現在

気鋭の研究者が日中関係を歴史から説き起こす。幅広い視点から新しい時代の関係を探る。

科学技術トピック

New

2014/3/5更新
「赤外線カメラと簡牘資料の日中共同研究」
工藤 元男

取材リポート

New

日中関連、科学技術関連のシンポジウム・講演等を取材し、新鮮なリポートをお伝えします。

中国の法律事情

New

2014/3/7更新
「百度(バイドウ)の著作権侵害をめぐる攻防の結末」朱根全

日中交流の過去・現在・未来

日中交流のこれまでの歩みとこれから

日中の教育最前線

日中の教育現場の今をレポート

中国国家重点大学一覧

 

中国関連書籍紹介

New

2014/3/12 書評追加掲載

文化の交差点

New

2014/3/18更新
「日本における中国古代絵画」朱新林

中国実感

日本人が実感した中国をレポート

印象日本

中国が日本に滞在して感じたことをレポート

CRCC研究会

過去の講演資料、講演レポート

CRCC中国研究サロン

過去の講演資料、講演レポート

最新イベント情報

アクセス数:31043468