2014年02月03日-02月07日
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中国科学教育10大ニュースが発表、神舟10号などが入選

2014年02月14日

 中国科学技術協会は12日に開かれた記者会見で、2013年度の中国科学教育10大ニュースを発表した。人民日報が伝えた。
 中国科学教育10大ニュースは次の通り。
 (1)有人宇宙船「神舟10号」の宇宙授業。
 (2)中国人科学者がユネスコの大賞を初受賞。
 (3)「10万のなぜ」の第6版が出版。
 (4)PXプロジェクトが物議をかもし、科学教育により危機回避を促進。
 (5)中国人科学技術者の第一人者らが、国家博物館に登場。
 (6)月探査機「嫦娥3号」が月面着陸し、宇宙ブームを巻き起こした。
 (7)「王麦林科学文芸創作基金」が設立され、科学教育と創作を促した。
 (8)100人のアカデミー会員が「迷信撲滅」の公開書簡に署名。
 (9)「共和国の脊梁――有名科学者による有名校の宣伝プロジェクト」コンクールが実施された。
 (10)3D印刷が人々に知られるようになった。
 10大ニュース審査委員会の欧陽自遠委員長は、「2013年度の10大ニュースは、社会の話題および注目を集めた事件における、科学教育の重要性を際立たせた。人々の注目を集める科学教育ニュースは、科学知識を伝え、科学的な方法を提唱し、科学の精神を広める重要な契機であり、科学教育実施の良いチャンスでもある。2013年度の10大ニュースのうち、科学者に関するニュースが高い比率を占めた。これは科学者が、科学情報を真っ先に伝える存在であることを示している。我々は10大ニュースの審査により、多くの科学者が科学情報の宣伝に加わることを願っている」と語った。
 欧陽氏は、「科学情報の宣伝はひとつの事業である。10大科学ニュースの審査と発表により、再び人々の注意を引きつけることができる。またメディアを通じた宣伝により、多くの人が科学情報の宣伝に注意し、そこから科学知識を学び、科学的な方法を把握し、科学の精神を樹立し、より良く、より科学的に生活を送ることで、人々の科学素養を高めることができる」と説明した。

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