2014年02月17日-02月21日
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オンライン地図、安全の監督強化が課題に

2014年02月24日

 国家測量製図地理情報局がこのほど明らかにしたところによると、同局はオンライン地図の安全に対する監督を強化し、全国的に影響力を持つ地図関連の大型ビジネスサイト、関連政府・メディアのウェブサイトなどを重点的に監督する。これは上下連動、部門間の協力による監督体制を構築し、オンライン地理情報の安全を保護し、地理情報産業の健全な発展を促すことを目的とする。科技日報が伝えた。
 科学技術の発展に伴い、モバイル端末向けの地図や360度パノラマ地図などの新しいアプリ・サービスが登場しており、オンライン地理情報漏洩などの違法・違反が多様化の流れを見せている。オンライン地図を通じて敏感かつ機密に関連する情報を公表することは、国家安全および社会の利益の大きなリスクとなっている。国家の安全と利益を着実に保護するため、同局は中国外交部(外務省)、中国公安部(公安省)などの8部門と共同で、「オンライン地図および地理情報サービスサイトの監督管理強化に関する意見」を発表した。
 同意見の要求によると、同局は全国オンライン地図安全監督の統括・調整を担当し、全国的に影響力を持つ地図関連の大型ビジネスサイト、関連政府・メディアのウェブサイトなどを重点的に監督し、各地の監督実施を指導することになる。同局はまた関連部門を組織して技術革新を強化し、オンライン地図の監督システムを改善し、監督業務に技術面での支援を提供する。

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