海洋調査船「科学号」、ヤップ海山海域に向け出港

2014年12月04日

　海洋科学総合調査船「科学号」は3日、中国科学院海洋先導科技特別プロジェクト「深海海洋環境・特殊生態系」の科学調査任務を遂行するため、青島市奥帆基地（北京五輪ヨット競技会場）の埠頭から西太平洋ヤップ海山海域に向け出港した。科技日報が伝えた。
　今回はヤップ海山海域の特定の海山に対して、系統的な調査を実施する。また、広範囲の生態系における物理、化学、生物環境の総合的な観測・サンプル収集、および特定の海山と周辺海域の物理化学環境、近海底地質環境、生物・生態群の実地観測・サンプル収集を実施する。調査隊はまた広範囲の生態系および特定の海山の生物多様性の特徴、生態系の基本構造の特徴を巡り、多学科の総合調査・研究を実施する。
　科学号の今回の調査期間は73日を予定しており、二つの航行段階に分かれる。2015年2月15日に青島市に帰港する予定。