2015年02月09日-02月13日
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南中国海の深海ガス田、確定鉱量は1000億立方メートル以上

2015年02月09日

 中国海洋石油総公司は7日、中国初の自主深海ガス田「陵水17-2」が国土資源部門の専門家チームの審査に合格したと発表した。その天然ガスの確定鉱量は、1000億立方メートルを超える。また南中国海の油ガス田開発が直面している、高温・高圧・深海という世界的な3大難題も解消された。央視網が伝えた。
 南中国海北西部に位置する鶯瓊盆地は典型的な高温・高圧海底盆地で、水深は3000メートルに達し、天然ガス資源が豊富だ。中国はこれまで、海上で高温・高圧ガス田の開発に成功したことがなかった。
 高温・高圧ガス田の開発の難題を解消するため、科学者は高温・高圧天然ガス埋蔵理論の革新に取り組み、高温・高圧地層の圧力の事前判断、掘削前の予測、掘削後の評価といったコア技術の進展を実現した。

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