2015年03月09日-03月13日
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Apple Watch、中国企業が重要部品のサプライヤーに

2015年03月13日

 アップルがこのほど発表したApple Watchは期待を裏切らず、現在最もホットな話題となっている。中国も世界同時発売の対象地域となり、多くの人を興奮させている。銭江晩報が伝えた。
 同社のティム・クックCEOはアップルの新製品発表会で、Apple Watchの6つの特長を発表した。これには医療センサ、ワイヤレス充電、圧力センサ、触覚フィードバック、サファイアガラス、SiP(システム・イン・パッケージ)が含まれる。そのうち触覚フィードバックを実現するため、Apple Watchは初めてリニアモーターを採用した。このモーターは、温州市の上場企業、金竜機電株式有限公司(以下、同社)の製品だ。
 記者の調べによると、同モーターのサプライヤーは全世界に、同社、瑞声声学科技有限公司、日本電産の3社しかない。そのうち前2社の製品は安定性が最も高く、高いシェアを占めている。同社は2014年より、三洋電機に代わりアップルの産業チェーンの新たなサプライヤーになった。そのリニアモーターの供給量は、全体の50%に達している。
 温州楽清市に位置する同社はアップルの他に、華為(ファーウェイ)や小米科技(シャオミ)など国産スマホメーカーとも業務提携している。

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