「長征7号」ロケットはこのほど、中国航天科技集団公司と中国キャリアロケット技術研究院の審査に合格し、サンプルの開発から試作品の開発の段階に入った。これは長征7号の技術状態がすでに確定されたことと、今後はロケットの生産・組立・試験に開発の重点が置かれることを意味する。人民網が伝えた。
長征7号は中国の有人宇宙ステーションの宇宙貨物船打ち上げ、未来の有人宇宙ロケットの更新に向けて開発されている、信頼性と安全性の高い次世代中型ロケットだ。
研究チームは2010年5月から5年間に渡るサンプルの開発により、ロケットおよび地上設備の熱力学的な環境条件の設定と検証、ブースターとエンジンの揺れ防止などをはじめとする32件の重要技術の把握に取り組んだ。発射場での合同訓練、3つのモジュールの動力システムの5回の試験、構造静力学の試験、ブースターの分離の試験などをはじめとする289種のサンプル大型地上試験を実施し、全体およびサブシステムの設計の正確性を全面的に検証した。