2015年07月06日-07月10日
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スマートグリッドシステム、2020年までに構築へ

2015年07月08日

 国家発展改革委員会(発改委)が6日に発表した情報によると、発改委、国家能源局(エネルギー局)はスマートグリッドの発展を促す意見を発表した。また2020年までに、安全で信頼できる、開放的で互換性を持ち、利用者との相互交流が可能な、効率的・経済的で、なおかつクリーンで環境にやさしいスマートグリッドシステムを初歩的に構築するとした。新華網が伝えた。
 スマートグリッドは伝統的な電力システムを基礎とし、新エネルギー、新材料、新設備、先進的なセンサー技術、情報技術、制御技術、エネルギー保存技術などを統合して形成される新型電力システムだ。同システムは高度な情報化・自動化などの特長を持ち、送電網の安全で信頼性の高い、経済的で効率的な稼働を実現する。
 同意見によると、スマートグリッドの発展促進の主要任務は次の通り。(1)電力源の健全かつ調和的な発展・運営メカニズムを整え、全面的に電源側のスマート化水準を高める。(2)サービスと技術のサポートを強化し、新エネルギーを積極的に受け入れる。(3)エネルギーの連結を強化し、複数のエネルギーによる相互補完を促進する。(4)安全で効率的な情報通信サポートプラットフォームを構築する。(5)送電網のスマート化水準を高め、安全で信頼性の高い、経済的な運行を保証する。(6)電力の需要側の管理を強化し、利用者の交流を促し、これに貢献する。(7)各分野の電力の代替を促進し、省エネ・排出削減を徹底する。(8)国民生活の多様化する電力使用の需要を満たし、新型都市化の建設を支援する。(9)重要技術・設備の研究と応用を加速し、産業川上・川下の健全な発展を促す。(10)標準を整備し、スマートグリッド標準の国際化を加速する。

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